最近、「フレネミー」という言葉をメディアやSNSでも耳にすることが増えました。
いつも親身になってくれるのに、なぜかその人と話した後にモヤっとした気持ちが残る。そんな経験はありませんか?
家に帰って会話を思い出したときに、
「本当に私の味方なら、あんなこと言わない気がする」
「でも、仲が良いあの人なんだから悪気はないはず」
と、信じたい自分がいる。
それなのにどうしても拭いきれない小さな違和感。
でも、その違和感を周囲の人に打ち明けるのは、盛大に人間関係が事故ってしまいそう…。
結論から言うと、あなたが感じているその違和感の正体は、相手が仕掛けた巧妙な心理誘導
「カバートアグレッション(隠れた攻撃性)」です。
こうして脳内でいつまでも迷ってしまうのはあなたが悪いわけではありません。
信じたい気持ちを利用して、あなたを優しくコントロールしようとする「フレネミー」の手口をサクッと解説します。
この記事を読めば、相手の本当の手口と、周囲に流されない現実的な身の守り方がサクッとわかります。
『フレネミーな女の友情は一生続くの?』と絶望しそうになりますが、そんなことはありません。
職場の「いい人」に潜む3つの危険なサイン
カバートアグレッション(フレネミー)の最大の特徴は、
「攻撃しているように見えないこと」です。
①【ため息と不機嫌】「私が何か怒らせた?」と感じさせる
彼らは不満があっても言葉にせず、あなたの前でだけ、
かすかに「ため息」をついたり、
一瞬だけ冷たい表情を見せたりします。
「え、今の私の言い方悪かったかな…?」
「あの人を不機嫌にさせちゃったかも…」
と、原因が自分にあると思い込んで、
勝手に罪悪感をふくらませていく状態になります。
相手はあなたをコントロールするために、わざと
「不機嫌のトラップ」を仕掛けているのです。
②【過剰な自己犠牲】優しさに見せかけ、「私のせいで無理をさせている」と負い目を持たせる
「大丈夫、〇〇さんは悪くないから!」
「私が残業して全部やっておくね」
と、あえて大変な役回りを声を大にして買って出て、
健気に頑張る姿をあなたに見せつけてきます。
「私のミスのせいで負担をかけてしまった…」
と猛烈な申し訳なさに襲われます。
実はこれ、あなたに一生頭が上がらない負い目(罪悪感)を作らせ、
絶対に逆らえない関係性にするための巧妙な演出です。
また、助けたときは特に何か見返りを求められなくても、仲違いした途端
「実は昔、こんなに助けてあげたのに裏切られた…」
と周囲に被害者面する隠しカードにされている可能性もあります。
③【恩着せがましい優しさ】「こんなによくしてあげてるのに」と感じさせる
「〇〇ちゃんのためを思って、他の人には秘密で教えてあげるね」
と、特別感を出して秘密を共有したり、余計なお世話や嫌味を吹き込んできます。
たとえ「知りたくなかったこと」でも、
「親切心で言ってくれたことなのに、嫌だなんて思う私はひどいのかもしれない…」
と、自分の直感(違和感)の方を悪者にして罪悪感を持つようになります。
相手は「親切」という無敵の盾を持っているため、あなたは何も言えなくなってしまいます。
【状況別】違和感に気づいた後の脱出ロードマップ
相手の正体に気付いたとき、私たちがとれる行動は状況によって2パターンに分かれます。
どちらのルートに進むにしても、最大のネックになるのが
「すでに周囲の人たちが、相手の『いい人作戦』に騙され、
印象操作されている」という現実です。
まずは、自分の置かれた状況に合わせて、以下の
戦略を使い分けてください。
【パターン1】今後も付き合いを続けるしかない場合(職場など)
どうしても離れられない場合は、
「感情を一切見せないこと」が基本です。
- 徹底的にビジネスライクに徹する
- プライベートな話や相談は一切せず、「業務連絡のみ」の最低限の関わりに絞ります。
世間話に引き込まれそうになったら「ちょっと今急いでいて…すみません!」とサクッと立ち去りましょう。
- プライベートな話や相談は一切せず、「業務連絡のみ」の最低限の関わりに絞ります。
- ターゲットから外れる
- 彼らは「操りがいのある人(悩んだり、罪悪感を持ってくれる人)」を好みます。
何を言われても「そうなんですねー」と話を掘り下げず単調な返事を繰り返していると、
相手はつまらなくなって離れていきます。
- 彼らは「操りがいのある人(悩んだり、罪悪感を持ってくれる人)」を好みます。
パターン②関係を断つことが可能な場合
離れられる環境なら、「フェードアウト」一択です。
- 急にブロックせず、徐々に冷たくする
- 突然関係を断つと、相手は「被害者」を演じて周囲にあなたの悪評を流します。
連絡先以外にSNSの繋がり等ある場合、そっとフォローをはずしたり、
LINEならブロックせずに「削除」するだけなら、相手にすぐバレることはないと思います。(LINE設定→プライバシー管理→メッセージ受信拒否を「OFF]にしていれば、友達じゃない人からのラインも受信できる状態にできます。)
- 突然関係を断つと、相手は「被害者」を演じて周囲にあなたの悪評を流します。
- 忙しさを理由に断り続ける
- 「最近忙しくて」を常套句にして、誘いやLINEの返信の頻度を少しずつ落とし、自然消滅を狙います。
最大の壁「とりまき」にどう立ち向かうか?周囲の人間関係の観察術
フレネミーな相手から身を守る、あるいは脱出するときにもっとも重要になるのが
周りの「とりまき」の観察です。
全員が敵に見えて(相手の味方に見えて)絶望しそうになりますが
冷静に周囲を以下の目でチェックしてください。
◆攻撃者が裏で仕掛けている「印象操作」の罠
少しずつ距離をとり、だんだん攻撃者の態度も目に見えて変わってきて
「やっぱりあの人、おかしい」と思って誰かに相談しようとしても、
気付いたときには、自分だけ孤立している場合があります。
仲の良かった人からも、あまり知らない人からも向けられる冷たい視線。
なぜそんなことになっているのでしょう。
①潜伏している「自分と同じ違和感を持つ人」の見つけ方
表向きはフレネミーな人物と仲良くしていても、
実は目が笑っていなかったり、
二人きりになったときに「あの人、ああいうところがちょっとね」
と本音を漏らす人が隠れているケースは多いです。
見つけても、その人にすぐに自分の悩みを相談するのは禁物ですが、
その人がフレネミーと過ごす姿を注意してみてみると分かってくることがたくさんあるかもしれません。
惑わされず、フラットに人を見られる「客観的な第三者」はいないか?
フレネミーな人物の「いい人アピール」に妄信せず、
誰に対してもフラットに接している冷静な人を探してください。
そういう人がいれば、冷静な第三者として話を聞いてくれるかもしれません。
また、その人がフレネミーな人物と話をする姿を見ることができれば、
その会話の運び方や反応は、自分にとっても参考になるものになると思います。
過度に仲良くならない、ビジネスライクな関係を築いている人である可能性が高いからです。
【超重要】もし周囲が全員『攻撃者のイエスマン』だった場合
周囲の誰しもが攻撃者のことをいい人だと妄信している、讃えている場合…
そのコミュニティ(職場やグループ)はすでに手遅れです。
あなたがどれだけ真実を言おうと孤立するだけなので、
戦おうとせず、「この場所から離れる(退職やグループ脱退)」ための準備を
静かに始めてください・・・。
【被害者のフリ】あなたが離れようとすると「悲劇のヒロイン」になる
あなたが違和感に気付いて少し距離を置こうとすると、
カバートアグレッション(フレネミー)の彼らはすぐにそれを察知します。
そして周囲に
「最近〇〇さんに冷たくされてて…私、何か怒らせるようなことしちゃったかな」
と涙目で触れ回ります。
周囲は事情を知らないため、
「あんなにいい人をいじめるなんて、〇〇さんってきつい人なんだね」と、
あなたがいつの間にか悪者に仕立て上げられてしまっているのです。
自分が被害者になることで、周囲の同情を一気に集めるのが彼らの必勝パターンです。
【まとめ】あなたの「違和感」は100%正しい
相手を信じたい気持ちから「悪気はないはず」と正当化してしまう優しい人ほど
ターゲットにされやすいと私は思います。
「一緒にいて楽しい。でも・・・」と脳内でぐるぐる考えてしまうとき
あなたの感じた直感(違和感)を信じて、一度相手から一歩離れてみて下さい。
そして明日、まずは相手と「ビジネスライクな距離」を置くことから始めてみましょう。
少しずつ離れることができれば、あなたが日々感じさせられていた罪悪感や
憂鬱な気持ちから解放されます。
ちょっと「もやっとする感覚」の正体に気付いたとき、あなたは人間関係のなかで
避けるべき人に気付けるようになります。
環境や状況によって簡単ではないと思いますが、皆さんがより過ごしやすい人間関係になるよう
これからいろんな状況に合わせて対策を記事にしていこうと思うので、ぜひ参考にしてください。

コメント